長崎のキッズゲルニカ展に外国からの参加として米国のフロリダ、インド・バンガロール、フランス西インド諸島・マルティニークからの作品が展示された。こうした平和壁画には、希望を未来に託する子どもたちの心があふれ、爆心地公園を訪れる人たち に将来を担う子どもたちの思いが強烈なインスピレーションを与えた。長崎から、戦争や原爆がどんなに恐ろしく、哀しいかをしっかり考え、友情や平和の大切さを伝え、この壁画展を通して被爆地・長崎から、世界中の人に向かって「みんなの強い平和のメッセージ」を届けられた。
米国インディアン・タウンからの作品「IMS フォー ピース」(2010年制作) アメリカインディアン・タウンの中学校の美術クラスの生徒たちがスタッフや他の生徒たちと協力して制作した。緩やかなグラフィックアートのスタイルで平和に関連する言葉やイメージに触発されて描き進められた。全体は黄色のバックの上で統一されている。
インド バンガロールからの作品「ボーンフリー・ゲルニカ」(2013年制作) インドのバンガロールで制作された。福島から北海道に避難した12歳の少女と、福島から京都に避難した母を含む日本の子どもたちと、児童労働を行った経験のあるインドの子どもたちとの共同作品。 震災の体験を話したり、児童労働の体験を語ったりお互いの体験をシェアしながら、構図を考えた。中央の木から左は戦争や貧困、児童労働、原爆や原発事故など核の被害をイメージして描き、右は笑顔や花で平和な世界を表現し、自由をイメージしたチョウチョなどこれから作っていきたい未来を描いた。(企画 ボーンフリーアートJapan 増山麗奈)
フランス 西インド諸島・マルティニークからの作品 「奴隷からの解放」(2007年制作) フランス領であるカリブ海の美しい小島、マルティニークのこの作品はイタリア人アーティスト サヴィーナさんの企画で地元のこどもたちと青年たちによって異なる文化をつなぐ平和、寛容、友情をメッセージに3週間かけて描き上げられた。握り合う2つの手は平和のシンボルである。
今回参加されたイタリアのサヴィーナさんがマルティニークのキッズゲルニカについて、爆心地の山里、城山小学校校区の児童たちのためにお話会を開いた。奴隷解放から150年、マルティニークの子どもたちは自らのルーツを大切にすること、共に生きることの大切さ、貧しいけれど夢を持つこと。心をつなぐ、そしてつながっていく心を持つことを大切にしている。子どもたちはこのお話の後、爆心地公園の絵を見て平和をつなぐ心の大切さを実感していた。
フランス 西インド諸島・マルティニークからの作品 「奴隷からの解放」(2007年制作) フランス領であるカリブ海の美しい小島、マルティニークのこの作品はイタリア人アーティスト サヴィーナさんの企画で地元のこどもたちと青年たちによって異なる文化をつなぐ平和、寛容、友情をメッセージに3週間かけて描き上げられた。握り合う2つの手は平和のシンボルである。
今回参加されたイタリアのサヴィーナさんがマルティニークのキッズゲルニカについて、爆心地の山里、城山小学校校区の児童たちのためにお話会を開いた。奴隷解放から150年、マルティニークの子どもたちは自らのルーツを大切にすること、共に生きることの大切さ、貧しいけれど夢を持つこと。心をつなぐ、そしてつながっていく心を持つことを大切にしている。子どもたちはこのお話の後、爆心地公園の絵を見て平和をつなぐ心の大切さを実感していた。