Sunday, April 15, 2012

赤羽台西小学校のキッズゲルニカが完成











2012.03
  平成23年度赤羽台西小学校のキッズゲルニカが完成しました。 3・11の震災の後、この学年の子供達は自主的に募金活動に取り組みました。そのときの様子や、被災地にタンポポの花が咲き、綿毛が世界中に平和の種となって飛んで行くところ、希望の扉に向かっていく階段、希望の扉の先には二つの色の違う手が握手をしています。一人一人が小学校生活で一番輝いた時の姿を自分で描きました。子供達全員の思いをまとめてこのような構図になりました。

子どもたちが卒業式で「呼びかけ」をしましたが、その中にこのキッズゲルニカの一節がありました。文章は一人一人の子どもたちがこの1年間の思い出を綴った文章をつなぎ、一つの文章にしたものです。
『平成23年3月11日。6時間目の授業が始まった教室が、突然大きな揺れに襲われました。東日本大震災です。テレビには濁流に飲まれていく家々が映し出されていました。私たちも被災地の方達の役に立ちたい。春休みの一週間、赤羽駅前に立って、募金活動を行いました。。七月には、与那覇桃子さんから、沖縄のひめゆり隊の体験を伺いました。
悲しくつらい体験を話す与那覇さんの強い視線が、二度と戦争を起こしてはいけないと、私たちに語っていました。戦争や自然災害。それでも、荒れ地に咲くたんぽぽのように、私たちは大地に根を張り、力強く生きていきたいと思います。この地球がいつまでも青く輝くように…仲間の一人一人が自分らしく生きられるように…幸せの種を世界中の人々に届けたいと思います。仲間と手を取り合い、力を合わせて、希望への階段を一歩一歩上っていきます。希望の扉を目指していきます。』