Sunday, April 29, 2012

震災被災地、女川でキッズゲルニカ



2012.03  
   のびのびKids と女川のこども達によるキッズゲルニカ「女川からの平和のメッセージ」を完成させました。のびのびKidsは、3・11震災以後に被災した子どもの支援をするために神奈川でつくられたボランティアグループです。2012年3月の春休みに、被災地宮城県女川町の小中高校生を対象としたアートプロジェクトを現地で行いました。参加した子ども達は、小学校低学年から中学生までの震災を経験した子ども達です。この企画は、のびのびKidsと、女川町のNPO法人カタリが運営する、女川向学館との協力により実現しました。
  このキッズゲルニカは、三つのテーマで絵を構成しています。一番下は、震災前の漁港の町である女川の海です。そこにはいろいろな生き物が生き生きと暮らしています。中間部は、描いたこども達の自画像です。これは、写真を撮り加工した上に色を配色しました。1枚目は今の自分、2枚目は挑戦する自分、3枚目は好きな自分として色をつけました。その下のコラージュは、震災関係の新聞記事を使っています。これは神奈川で高校の友人と一緒に完成させました。震災があっても、被災地女川でたくましく生きているという主張です。上の部分の黄色い側のテーマは希望です。空に羽ばたく蝶をモチーフに使いました。右の緑の部分は平和の祈りをハートで表現しました。今回の制作リーダーとして感じた事は、被災地のこもど達が、「支援されていた側からこれからは、自分たちが平和を発信していきたい」というポジティブな思いを感じとりました。(リーダー大宮雅智 高校3年)