キッズゲルニカはピカソの『ゲルニカ』と同じ大きさのキャンバス (3.5m ×7.8m) に子どもたちが平和の絵を描くという国際的なアート・プロジェクトです。
パブロ・ピカソは1937年、スペイン市民戦争のときに起きた爆撃の残虐さに抗議して、『ゲルニカ』の作品を制作しました。『ゲルニカ』はキャンバスの上に描かれているので、パリからロンドン、ニューヨーク、そしてマドリッドへと運ぶことが可能になりました。
キッズゲルニカの平和壁画も持ち運び可能なキャンバスに描かれています。壁画は通常壁に描かれますが、壁というものには「隔たり」の意味があります。この移動可能な壁画というものは「隔たり」をとりのぞくことを象徴しています。世界の平和というものは、国家・人種・宗教・文化そして人々の間の「隔たり」をなくすところから始まります。
キッズゲルニカは地球全体をキャンバスにして平和の精神を表現し、人々をつなげていくアートです。すでに45ヶ国で210点以上の平和の絵が制作されています。地球儀の上でそれぞれのワークショップの場所をつないでいくと、すばらしい絵が生まれます。