東京都北区立八幡小学校で6年生全員(19人)で意見を出し合って制作したキッズゲルニカの作品が完成し、2016年11月25日(金)、26日(土)に校内展覧会で発表しました。
この絵にこめた思いは、「今の生活が平和」であるということから、この八幡小学校の校舎の前に等身大の6年生全員が手をつないでいます。右側の雲は、生き物で平和を表していて、左側の雲は、戦争を表しています。ふたつの雲を虹で結んでいます。右側は明るいイメージなので高く、左側は戦争だから低くなっています。
仕上げは、1年生から6年生が平和への思いを込めて自分の指で、桜吹雪きを描いて完成させました。
キッズゲルニカ・パフォーマンスも行われました。
静まり返った会場に1~6年生全児童が入場します。1~5年生は、絵の前のステージを囲むようにコの字に並んでいます。6年生はキッズゲルニカの絵の前に立ちます。
等身大に描いた自分の絵の前に立っていた6年生がトーンチャイムを合図に出てきます。
オープニングとエンディングは、6年生のファシリテータが即興でリズムを重ねたり、入るタイミングを考えたりして、世界中のみんなが平和になれますようにという願いを込めて全学年でリズムアンサンブルを行いました。
パフォーマンスの始めと終わり、場面転換の時にはトーンチャイムを演奏しました。このトーンチャイムの音にも6年生の思いが入っています。オープニングでは、キッズゲルニカの絵から日本の「さくらさくら」の音階を選びました。でも「平和は日本だけのものじゃない」という意見がでて、日本から世界へという意味で、ファッションショーの場面転換の時には、12音階すべてをつかって演奏しました。エンディングでは、国や文化の違い、年齢、性別などは関係なく自分一人で平和の道を歩んでいくという思いを込めて、自分の好きな音を選びました。
1年生~5年生のファッションショーも行いました。思い思いの衣装を身に付けて、舞台を一周歩いて最後にポーズをとりました。
エンディングでは全校児童が、ラップの芯で床を叩き平和への思いを表しました。児童一人一人が全身で奏でる音が、ファシリテータの合図で大きくなったり小さくなったりしながら、一つになり、エンディングを迎えました。
パフォーマンス後に、絵・音楽・衣装について、代表児童が説明をしました。
退場では、会場から大きな拍手をいただきました。6年1組19名 担任 山本 剛 ・ 図工 大石 広和