Saturday, January 5, 2013
愛知県、大治小学校でキッズゲルニカ
私たちは、愛知県海部郡大治町立大治小学校6年生3クラス(6年1組、2組、3組)の120名です。本校のある大治町は、濃尾平野の南西部に位置し、南北に流れる一級河川の庄内川、新川と二級河川の福田川の間にあり、東西2.4キロメートル南北3キロメートルのほぼ正方形で、面積は、6.59平方キロメートルです。周辺は名古屋市中村区、中川区、あま市に囲まれ、名古屋駅まで約5キロメートル、公共交通機関で20分という立地条件にあり、名古屋市のベッドタウンとして密接な関係にあります。
本校は、2012年11月16日・17日と平成24年度作品展を行ないました。私たち6年生は、キッズ・ゲルニカ・プロジェクトに参加すべく、学年テーマを「平和のとりで〜光・命・絆〜」と決めました。この学年テーマに迫るべく、平面作品を共同制作とし、「つながる平和」と題して、「3.5m×7.8m」の大きさの絵を描きました。作品のテーマとした「平和」を構成するものとして、「光・命・絆」の3つを掲げ、「光」は、「宇宙に存在する太陽の光や銀河の瞬きから人々がもち続ける希望や願い」を表現し、命は、「つがれていくもの」という捉え方から、遺伝子の螺旋構造である染色体の「DNA」と母なる大地「地球」がもたらした生命の根源やその多様性を表現し、「絆」は、生命誕生から生物の多様性と多様な人種・民族のつながり、縁(えにし)を「幾何学模様の連続」で表現しました。これに加えて、立体作品では、「願いの手」と題し、有史以来、長年人類がもつ平和への願いと平和を希求する崇高な精神を粘土(彫塑)で表現しました。
平和を願う両手を作り、平面作品とコラボレーションするように平面作品の前面から向かって右に配置しました。私たちが制作した両手の彫塑は、平和を願う思いを表現し、120名一人ひとりが、人類が未だつかみえない平和へ、戦争の絶えない世界への警告を発しています。 一日も早く戦争のない平和な世界の実現、恒久平和への願いを夢見て作品を完成させました。この2つの作品完成までには、キッズ・ゲルニカ・プロジェクトという「平和を希求する世界的なアートプロジェクト」についての勉強や「平和」についてのワークショップを何回も行ないました。例えば、国語科の学習では、「平和について考えよう」という単元の中で、平和について深く考え、平和に関する資料を調べ、自分なりの平和についての意見文を書き上げました。