Sunday, May 29, 2016

大阪 中豊島小学校のキッズゲルニカ

 

2016.05.28  大阪 豊中市 中豊島小学校でキッズゲルニカが制作されました。

「中豊島小学校から 世界へはばたく平和」
2015年度6年生は、戦争について、経験された方のお話を聞いたこと、国語の教材を通して感じたこと、広島の原爆についての多くの資料から知ったこと、自分たちが当たり前と思っている日常が実は「幸せ」な状況であり、世界のどこかでは争いにより苦しんでいる人がいることを知り、考えることなどによって、多くのことを学びました。そこから、9月には、一人一人が平和について考えたポスターを作成し、一人一人の願いを文章にも書き表しました。10月には、修学旅行で広島の地に行きました。記念公園、袋町小学校、レストハウスの地下など、当時のままに残るものを多く見ることもでき、より実感を持って、原爆の被害について捉えられたと思います。
そして12月。学年でキッズゲルニカに取り組み始めました。どのような作品にすればよいのか、実行委員の7名が考えてきたことを中心の絵にし、その絵の周りを学年の一人一人の思いが込められた平和ポスターで囲むことによって、1枚の作品にすることに決めました。 
 
絵には、7つの思いが込められています。
一つ目は、左下にある中豊島小学校の校章です。「中豊島小学校が平和を作り、そして広げていきたい。」
二つ目は、虹です。「未来への道を作っていきたい。」
三つ目は、まだ完成していない世界地図のパズル、そして“PEACE”の文字です。「まだ完全に平和ではない世界に平和を作っていきたい。」
四つ目は、ピースをはめようとしているハトです。ハトには、色々なハトがいます。「みんなが一つになって幸せを作りたい。」
五つ目は、人と人とが肩を組み合っている様子です。「世界中の人々が協力し合ってほしい。」
六つ目は、世界地図を背負っている不死鳥です。「作られた完全な平和は一生消えない。」
最後に七つ目は、6年生全員が作成した平和ポスターとハトです。「平和には色々な思いがあり、そして人々が協力し合って成り立つ」
ということを表しています。
みんなの思いが1枚になって、明るい作品に仕上がりました。このような取り組みを通して、学年が一つになり、そして全学年と平和への思いを共有できる機会を持つことができました。
 
豊中市立中豊島小学校2015年度卒業生(88名)一同・教職員一同